落とし物と女の子

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「…………さて、百当番しないとな………」 「待ちたまえ少年。我々は決して怪しい者ではない。ただのL・M・Lの会員だ」 「何ですかその変な会は?本当に訴えるぞ。第一それ何の略だよ」 「いいだろう……耳の穴を大きく開いて泣きながら感動したまえ!」 そんな人間いたらもう警察にお世話になってると思うんだけどな。 「まずはL!それは……LOVEだ!次にM!意味は……MINAだ!最後にL!これは……LOVEだ!」 「「「「「LOVE MINA LOVE!LOVE MINA LOVE!」」」」」 …………………… ……痛い……激しく痛い………こいつら既に脳内逝っちゃったか。 ってかあいつもめんどい奴らから狙われてるな……… 「むっ、何だその激しく蔑んずみした目は!我々を馬鹿にしているのか!」 「それはこちらの台詞だバカどもが。んで、俺に何のようですか?まじ面倒くさいですけど」 「君に言いたいこと……それは忠告、いや命令だ!」 何だ何だ? 俺にこの腐った会に入れってか? ふざけたこと言うなよ脳内お花畑野郎共。 「それはだな………ふっ、二度と美菜先生に近付くんじゃない!」 「ああ、いいだろう。ちょうどいいや、そうすればお前らみたいなバカを相手にしなくてすむしな…………じゃあな」 「えっ?いや………ちょっと待ってくれ」 ちっ、んだよこちとら家に帰って新しいスープ開発しなくてはならないのに。 本当に邪魔な奴らだな!
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