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「うーんと………君大丈夫?痛いところはないかな?」
「うわーん、うわーん………ヒック、ヒック、うわーん、うわーん、うわーん!」
泣きやみませんなぁ………どうしようか?
女の子相手に何をすればいいのか?
わかんねぇー!
「あのさ、もしも聞いていたら首を振るだけでいいから答えてくれないかな?」
「ヒック、うっ、ヒック…………ヒック」
「じゃあ、痛いところはある?」
「……ヒック…ヒック…………フルフル」
「じゃあ、立てる?」
「………フルフル……ヒック…うっ、うわっ」
やべー!また泣くよ!
ちょっと収まったのにまた泣くよこの子!
しょうがない、女の子相手に、面前の前でやりたくはなかったが。
というか女の子に触れたくはないが。
「よしよし………えーっ……泣かないで、欲しいかな?」
「ヒック、ヒック、うっ…………コク」
「うん、いい子だ。とりあえず、俺は荷物を受け取って学校にいかなきゃ行けないから」
ちょうどいいタイミングで荷物を持ってきてもらった。
その場に立つと彼女はある程度落ち着いていた。
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