その1 ハッピーバースデイ!?

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「……か」 うーん… 頭いてぇ 「大丈夫ですか」 「……い」 「え?」 「さむい」 ―――― ―― ― 「はぁ~、暖まるぅ」 蒼護は暖炉の前に毛布にくるまっていた。 「ありがとう、助かったよ、えーっと…」 「スモモです」 「スモモさん。あとちょっとで凍え死んでたよ」 「半袖半ズボンで雪道に倒れてるの見付けたのはビックリです。ポケモンも持たずに…」 「いや、スモモさんこそ、タイツと裸足…」 「鍛えてますから。裸足、いいですよ?」 ソーゴは乾いた笑いしか出ない。 「お名前は?」 「蒼護です。ところで、スモモさんがオレを運んでくれたんですか?」 「ソーゴさん、敬語崩していいですよ」 「あ、そう?」 スモモはバンソウコを貼った鼻をかいた。 「敬語、使われるの苦手なんです。あとソーゴさんを運ぶのにはこの子に手伝ってもらいました」 スモモは腰のベルトから赤白のボールを取り出す。 「ルカリオ!」 ボールが上下に割れると、中から光りが出る。 「こ、これは一体…」 ―――― ―― ― 色々話した結論。 ここは異世界。
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