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「……か」
うーん… 頭いてぇ
「大丈夫ですか」
「……い」
「え?」
「さむい」
――――
――
―
「はぁ~、暖まるぅ」
蒼護は暖炉の前に毛布にくるまっていた。
「ありがとう、助かったよ、えーっと…」
「スモモです」
「スモモさん。あとちょっとで凍え死んでたよ」
「半袖半ズボンで雪道に倒れてるの見付けたのはビックリです。ポケモンも持たずに…」
「いや、スモモさんこそ、タイツと裸足…」
「鍛えてますから。裸足、いいですよ?」
ソーゴは乾いた笑いしか出ない。
「お名前は?」
「蒼護です。ところで、スモモさんがオレを運んでくれたんですか?」
「ソーゴさん、敬語崩していいですよ」
「あ、そう?」
スモモはバンソウコを貼った鼻をかいた。
「敬語、使われるの苦手なんです。あとソーゴさんを運ぶのにはこの子に手伝ってもらいました」
スモモは腰のベルトから赤白のボールを取り出す。
「ルカリオ!」
ボールが上下に割れると、中から光りが出る。
「こ、これは一体…」
――――
――
―
色々話した結論。
ここは異世界。
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