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「もー無理!」
『ルォ……』
一人と一匹は、床に倒れこんだ。
「ルカリオと互角に戦うなんて…」
「え?」
スモモは尊敬の眼差しでソーゴを見る。
「お~い、スモモ~?」
「は!すいません、なんでもないです」
スモモはあわててソーゴから目線を外した。
「とにかく、この世界で生活するんだったらポケモンが必要です」
「なるへそ。でもどーすんだ?」
「今から、シンオウ地方のポケモン研究の権威、ナナカマド博士の所に行きましょう」
「へ?」
――――
――
―
「ほぅ…実に興味深いな」
「なんなんだ…」
ソーゴは目の前のいかにも博士を見ていた。
「…ウム、良い眼をしている」
ナナカマドはソーゴから離れて向かいのソファーに座った。
「私の名前はナナカマド。ポケモンの進化に関して研究をしておる」
「はぁ…」
「先日二人の少年に研究の手伝いを頼んだのだが」
「はぁ…」
「なにぶんまだ幼くてな…少し心配だ」
「だから、オレが元の世界に戻る方法を探すついでに研究を手伝え、と」「察しが良くて助かる。ウム、ではポケモンを渡すとするか」
ナナカマドは机にモンスターボールと一本のベルトを置いた。
「あいにく、先日ポケモンを渡したばかりでな。この子しか残っておらん」
ソーゴはモンスターボールを手に取る。
「軽っ」
この中に生き物が…
ソーゴはモンスターボールを投げてみる。
パウン!
『ガゥ』
ボールの中にはガーディが入っていた。
「ガーディか…シンオウには珍しいポケモンだな」
「いやいや、自分のポケモンぐらい把握しろよ。…ガーディって言うのか…よろしく」
『ガゥ!』
ガーディはソーゴの足に擦り寄った。
「ム?今、ソーゴの足が光った…」
ソーゴはガーディをゲットした!
「このベルト…」
「ボールをそこにセットできる。6個までだが」
「刀差すのに調度良いジャマイカ!」
「?」
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