その1 ハッピーバースデイ!?

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「もー無理!」 『ルォ……』 一人と一匹は、床に倒れこんだ。 「ルカリオと互角に戦うなんて…」 「え?」 スモモは尊敬の眼差しでソーゴを見る。 「お~い、スモモ~?」 「は!すいません、なんでもないです」 スモモはあわててソーゴから目線を外した。 「とにかく、この世界で生活するんだったらポケモンが必要です」 「なるへそ。でもどーすんだ?」 「今から、シンオウ地方のポケモン研究の権威、ナナカマド博士の所に行きましょう」 「へ?」 ―――― ―― ― 「ほぅ…実に興味深いな」 「なんなんだ…」 ソーゴは目の前のいかにも博士を見ていた。 「…ウム、良い眼をしている」 ナナカマドはソーゴから離れて向かいのソファーに座った。 「私の名前はナナカマド。ポケモンの進化に関して研究をしておる」 「はぁ…」 「先日二人の少年に研究の手伝いを頼んだのだが」 「はぁ…」 「なにぶんまだ幼くてな…少し心配だ」 「だから、オレが元の世界に戻る方法を探すついでに研究を手伝え、と」「察しが良くて助かる。ウム、ではポケモンを渡すとするか」 ナナカマドは机にモンスターボールと一本のベルトを置いた。 「あいにく、先日ポケモンを渡したばかりでな。この子しか残っておらん」 ソーゴはモンスターボールを手に取る。 「軽っ」 この中に生き物が… ソーゴはモンスターボールを投げてみる。 パウン! 『ガゥ』 ボールの中にはガーディが入っていた。 「ガーディか…シンオウには珍しいポケモンだな」 「いやいや、自分のポケモンぐらい把握しろよ。…ガーディって言うのか…よろしく」 『ガゥ!』 ガーディはソーゴの足に擦り寄った。 「ム?今、ソーゴの足が光った…」 ソーゴはガーディをゲットした! 「このベルト…」 「ボールをそこにセットできる。6個までだが」 「刀差すのに調度良いジャマイカ!」 「?」
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