こんにちは異世界。

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・・・まあ、それは良いとして。 要するに、何が言いたいかと言えば。 こんな山の中じゃなかったんだよねー、我が家。 「・・・・・・・・・何だ、夢か」 本当に有難うございました。 と、カーテンを閉めた私は、回れ左して部屋に戻ろうとした。 が、 「親父!姉ちゃん!外!何アレぇええええ!」 「よ、二人とも外見たか!外!すっげぇよなぁ!」 殆ど落ちる様な勢いで階段を駆け下りてきた玲と、 目を輝かせながら台所から顔を出した敬の所為で現実逃避は叶わなかった。 あーやっぱりこれ現実なんだ。 と、取り乱す玲と嬉々とする敬を見ていたら逆に冷静になってきた。 ナツを含めて家族は無事だし、家もあるし、仏壇も無事だし。 現状は良く判らないけど、何とかなりそうな気がする。 「よし、じゃあまず、飯食ってから考えよう!」 と敬の一声で朝食にする事になったわけだけど、 電気系統と水道が不通。 ガスはガスボンベが家の敷地内にあるから大丈夫っぽい。 取り敢えずは冷蔵庫が使えない状況なわけで、直ぐ駄目になりそうな弁当用の冷凍食品と、冷蔵庫で保管していた残りものを朝食に出した。 電子レンジが使えない所為で、暖めるのも解凍も全部フライパンと鍋。 朝から何この重労働・・・。 朝食にしてはバラエティーに富みすぎたおかずの数々と、冷凍チャーハンやらピラフをそれぞれ口に運ぶ。 .
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