71人が本棚に入れています
本棚に追加
それから数時間後、どうやら京に着いたようで人が多くなった。
「着いたのかな・・・・?」
声も多くなってきたような気がする。
夕暮れになってきたし、見物がてら宿を探そうか。
と思ってたけど、追っ手登場。
付き人のキノコ頭のキノコ(あだ名)だ。
男装に着替えてキノコを待った。
逃げると怪しまれるからね。
キノコは私の前を通り過ぎようとして止まった。
そしてじっと私の顔をみた。
「・・・・・」
「・・・・・」
キノコ変態だよ。
私じゃなかったら叩かれてるよ。
「似てますけど・・・違いますね」
そういい残して通り過ぎた。
「お前顔も見分けられないのかよ!それでも付き人やってられたな、おい」
そんな感じのことをキノコの背中に向かって言ったけど、全然気づいてない。
「鈍感だなぁ・・・。助かったけど。よし宿探すか」
そして宿を探し始めた。
最初のコメントを投稿しよう!