京の町へ

3/6
前へ
/30ページ
次へ
それから数時間後、どうやら京に着いたようで人が多くなった。 「着いたのかな・・・・?」 声も多くなってきたような気がする。 夕暮れになってきたし、見物がてら宿を探そうか。 と思ってたけど、追っ手登場。 付き人のキノコ頭のキノコ(あだ名)だ。 男装に着替えてキノコを待った。 逃げると怪しまれるからね。 キノコは私の前を通り過ぎようとして止まった。 そしてじっと私の顔をみた。 「・・・・・」 「・・・・・」 キノコ変態だよ。 私じゃなかったら叩かれてるよ。 「似てますけど・・・違いますね」 そういい残して通り過ぎた。 「お前顔も見分けられないのかよ!それでも付き人やってられたな、おい」 そんな感じのことをキノコの背中に向かって言ったけど、全然気づいてない。 「鈍感だなぁ・・・。助かったけど。よし宿探すか」 そして宿を探し始めた。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

71人が本棚に入れています
本棚に追加