《虹》

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3時間を過ぎたころ―― 結斗が腕時計を持って、部屋に入ってきた。 私を見るなり、 「なんでここにいるの!?」 と目を丸くして、私に訪ねた。 そんな結斗が 可愛くて、 愛しくて… 優しく笑いかけると、 急に口を尖らせて、 私から顔をそらしたの。 「あーあ。  拗ねちゃった。」 そう思いながら、 「ごめんね。」 というと、 くいっ、て私の手を引っ張って――― 、
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