いってきます

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テディはしゃがんで二人のほっぺにキスすると荷物を担いだ。 「あら?私たちにキスは無し?」 ジニーがちょっと悪戯に笑って言うと、テディは少し頬をそめて慌てて荷物を下ろした。 そしてハリー、ジニーの順番にキスすると荷物を担いでホグワーツ特急に乗り込んだ。 「テディは本当に良い子ね」 「あんまりからかったら可愛そうだよジニー」 何の事?とジニー。 テディがコンパートメントからひょこっと顔を出した瞬間ホグワーツ特急は動き出した。 何か言う訳でもなく、ホグワーツ特急が見えなくなるまでお互いに手をふった。 「さぁ、帰るわよ!」 ついてらっしゃいねと言って歩きだすジニーの後を笑いながらついていくハリー。 その後ろから子供達がちょこちょことついてくる。 「ママー!ぼくはいつほぐあーつにいくの?」 「アルがもうちょっと大きくなったらね」 「ママー!」 パパは?とハリーはちょっと寂しくなった…。 「なぁに?アル?」 「にいたんがいないー」 … …… 「え?」
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