父親への恨み

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今でも覚えている二歳の頃 北海道の寒い冬をまるでプレハブの様な家で育てられた… 父親は大の酒好き… うちの兄貴はいつも泣いていた… 当時の兄貴は六歳になる 親戚に貰ったおこずかいやお年玉の 入った貯金箱からは いつも少しずつ お金が抜かれていく … 父親の酒代に消えていった… 酔えば幼い俺にも暴力は毎晩だった 兄貴は自分のお金を犠牲にして 俺のお金をそっと隠していた… その事を知ったのは小学校に入学した時だった…
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