2011年

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今年はあまり読書の時間が取れなかったけれど、その分入念に本選びをしたのでて、比較的いい作品に出会えた一年になりました。 でも他の新しい作家さんをつまみ食いする楽しみは無かったので、やっぱりもう少し自分の時間が欲しいです(涙) そんな粒揃いの中から身悶えしながら選出したベスト5位を紹介します。 第5位👑 「しゃばけ」畠中恵 江戸の廻船問屋の若だんなは失笑するほど虚弱体質。一粒種なので周りからの大事にされっぷりも激甘との評判。 若だんなだけ妖が見えて妖達に守られてドタバタ、そしてすぐ寝込む図式が楽しいです。 でも頭が切れて、心は健気で逞しく、若だんなの内面の成長が微笑ましい。 この後シリーズとしてたくさん続きますが、この作品だけでも5つ星です。 人だけでなく妖にもそれぞれの思いがあり、あっちを立てればこっちが立たずってことが少なくない中、若だんなの優しさが心に染みる作品ですっかり虜になりました。
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