2012年

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19)「エイジ」重松清(新潮文庫) ごく普通の中学生の男の子。 難しい年頃と呼ばれる彼が家族や友達、身近で起きた犯罪の中で色々感じながら気持ちの整理をしていく話。 大人と子どもの狭間にいて理屈と感情が折り合いつかなかったり、 訳の分からない焦燥感からイライラしたり、 自分でも分からない微妙な気持ちになったり… 中学生男子も大変なんだなと… そういう心の機微の表現が、確固たる言葉じゃなくてニュアンスで伝わってくる。 やがて息子が同じ年頃になったら、もう一度読みたい作品☆☆☆
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