2008年

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敢えて選ぶ年間ベスト3。 3位  「クライマーズ・ハイ」   横山秀夫 地方新聞社出身の作者が日航機墜落事故時の地元紙の記者達の奮闘を描いた作品。 男だらけの汗臭さが匂ってくるような臨場感がありました。 ちなみに映画も観に行きました。 2位  「容疑者Xの献身」   東野圭吾 ガリレオシリーズはあまり好きではなかったのですが、これはすごく面白かったです。 今まで淡々としていた湯川教授が自分の感情に揺れ悩む姿が印象深く、ミステリーとしても事件・謎解き・意外な事実など全てパーフェクトな作品だと思います。 これも映画観に行きました。 1位  「しゃぼん玉」   乃南アサ 素朴なお話です。 意外性も無く、派手さも無く、全て想定内のストーリー。 でも…心が熱くなり、揺さ振られ、涙を流し、読み終わっても温かいものが確かに残りました。 いかにも泣かせようみたいな演出では無くごくごく控えめな表現なのがリアリティを持たせ、想像力をかきたてられるところが素晴らしい作品です。
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