2012年

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34)「シンメトリー」誉田哲也(光文社文庫) 姫川警部補シリーズ第3弾、短編集です。 面白かったけど、やっぱ長編の方が深くて好きだなぁ☆☆☆ 35)「家族八景」筒井康隆 (新潮文庫) 読心能力のある七瀬という名の女の子の物語。 能力を悟られまいと短期のお手伝いとしてあちこちのお家を渡り歩く。 しかし「家政婦は見た」みたく、見てる訳じゃないけど家主の心の中が七瀬の頭に流れ込んできて見えてしまい大変。 しかも家庭不和でぎすぎすしてるお宅ばかり。 こんな能力あったら恋もできないから怖いわ。 情感、いや情念豊かな筒井ワールドの魅力満載で、これが私が生まれる前に刊行されたとは驚きました… 時代背景は確かに古いけど、古臭くない傑作☆☆☆☆
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