2012年

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38)「夜のジンファンデル」篠田節子 (集英社) 日常の中の危うく恐ろしい短編集。 市役所から市民センターに左遷された男が女子社員をいびる「永久保存」 ふってわいた郷愁の気持ちから故郷に帰ってきた時に見えたのは思い出か幻覚か?「ポケットの中の晩餐」 不倫の末、手切れ金代わりに貰ったリゾートマンションで不気味な冷蔵庫に怯える「絆」 過去に一度、友人の夫と一晩を過ごし、年月を経てお互いの思いを打ち明ける「夜のジンファンデル」 戦前から苦労をしていた母の恨み節を毎日聞いて過ごす娘。借家に住んでから30年経つのに全く変わらない老女達「恨み祓い師」 郊外の団地に引っ越した一家を迎えた、新しい環境とは?!「コミュニティ」これが一番おぞましかった。 美しいのもあり怖いのもありぞわぞわを味わい、 おかげで翌日夜中一人で読書してると怖くなった☆☆☆
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