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50)「ラットマン」道尾秀介
(光文社文庫)
あらすじを書き出したもののうまく書けず断念。
初めて道尾さんの作品読んだ時は(ちなみに「向日葵の咲かない夏」)
「面白いけれど好きじゃない。」と思った。
でも結局何作も手にとって読んでしまい、自分までちょっとおかしくなりそうな道尾ワールドに定期的に浸かりたくなってくる。
「ラットマン」はさすが代表作の1つで、ミスリードも巧く、あっちこっち騙された。
タイトルセンスも好き。
狂気レベルが高くなく後味もスッキリ。
道尾作品初心者にオススメ☆☆☆
51)「ナミヤ雑貨店の奇蹟」東野圭吾
(光文社文庫)
「ナミヤ雑貨店」のポストに相談の手紙を入れると翌朝裏の牛乳箱に返事がもらえる、という噂。
最初は「生協の白石さん」みたいな悩み相談の話だと思ったら大きな勘違い。
ナミヤ雑貨店を取り巻く、たくさんの登場人物がそれぞれの人生の答えを見つけだす物語だった。
東野さんとしては異色作。
重松清さんの本を読んでるみたいなふわふわした世界。
人が人に影響を与えながら、見えない輪で繋がっていく模様がよかった。
人生と向き合う、時と共に不変のものなんてないからこそ、今できることを考えなければ、と多くを学べた☆☆☆☆
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