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52)「眠れぬ森」野沢尚(幻冬舎)
小説と思って購入したらシナリオ…
中山美穂・木村拓哉主演で連続ドラマをやっていた時、ラスト2回くらい見たことがあって訳分からなかったミステリー。
幼い頃の記憶があやふやなまま、結婚を控えた女性。
彼女の前に現れた、謎の男。
ストーカーのようにまとわりつかれながらもどこか懐かしい…
彼女を襲うフラッシュバック。それは自分の記憶にない映像で戦慄が走る。
ミステリーとしてすごく面白く…小説の形で読めていればと残念極まりない。
どうしてもドラマならではのひっぱりが、小説では過度の演出に悪目立ちしてしまった。
キムタクだからドラマになるけど、行動だけならめっちゃ気持ち悪い☆☆☆
53)「砦なき者」野沢尚
(講談社文庫)
「破線のマリス」の続編。
普段警察と犯罪者の捕物を読んでいるけど、これは報道と犯罪者の戦い。
「破線のマリス」より断然面白かった。
貴志祐介「悪の教典」のハスミン、宮部みゆき「模倣犯」のピースみたいに、群集心理を巧みに利用する犯罪者は極悪ながらある意味あっぱれ☆☆☆☆
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