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57)「収穫祭」西澤保彦(幻冬舎)
西澤氏の作品は「七回死んだ男」しか読んだことはなかったけど、これは傑作!
過疎地の村で起こった虐殺事件、生き残りの子ども達が成長し、封じられた記憶が解き放たれる…だけじゃない、色んな謎が織り込まれてラストの衝撃に辿り着く…
もう血は食傷気味でしたが…真相が気になって気になって、毎晩読んだり、車の信号待ちでも読んだり(笑)
タイトルの重みが最後ずしり☆☆☆☆
58) 「そして粛清の扉を」黒武洋
(新潮社)
第1回ホラーサスペンス大賞受賞作。
地味な中年女性教師が突然教室ジャックをし、生徒をバッサバッサ殺していくストーリー。
「バトルロワイヤル」より現実的で、「告白」より激しく、すごく面白かった…と言ったら私の極悪好きが露呈してしまうけど(笑)
物足りない部分の無い作品でしたが、選考委員の桐野夏生さん・宮部みゆきさん書評を読むと惜しい部分の指摘も納得…もっと長編でもいい内容
☆☆☆☆
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