2012年

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61) 「羆嵐」吉村昭(新潮文庫) 大正時代に実際に起きた、羆による世界最大規模の食害事件。 「シャトゥーン」はフィクションだけあってドラマチックに事件が起こりまるでハリウッドホラー。女性も非力ながら戦うアクションあり。 本作は生活の場を熊に荒らされて、熊から逃げて村を捨てることも難しい貧しい開拓移民の苦しさや、姿が見えなくても熊の痕跡だけで恐怖にすくんでしまう人間の小ささなど現実味があり…  この熊ブームのおかげで山の秘湯に行けなくなった☆☆☆ 62)「主よ、永遠の休息を」誉田哲也 一言で言うなら「おぞましかった」 誉田さんの著書ではよく「ジウ」がグロくてダメだったとかいうレビューを見るけど私はこっちの方が遥かに不快(苦笑) グロいというよりエグい(>_<) どんどん気持ち悪くなって後味も最悪…でもすごい力で引き込まれた。 感情移入しすぎないで詠むのがいい☆☆☆☆
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