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2) 「果てしなき渇き」深町秋生(宝島社)
初深町作品。
新年1発目に手に取ったのは…救いようのない暗黒小説。
娘を探す元刑事、いじめを受ける「ぼく」、2つの話が平行して進んで…散々な目に。
誉田哲也「ヒトリシズカ」を彷彿とする展開と後味の悪さ。悪女度はこちらに軍配か?
疾走感や表現の生々しさなどはこれがデビュー作品?と驚くほどの素晴らしさ。
不快になりながらも引き込まれ…感情移入は不要なのだという、突き放したような現実感…すごい作品。
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