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16) 「64」横山秀夫
桔梗さんのレビューを見てから文庫化を待てなくなり、誕生日プレゼントでゲット。
本作は警察という巨大組織の中の勢力争いに翻弄される男達の話。
作者が新聞社出身なだけに、警察vsマスコミの激しいバトルも臨場感たっぷり。
壮大で重厚、佐々木譲氏の「警官の血」を読み終えた時の達成感と心地よい疲労感をまた味わうことができました。
長編なだけに人物も多いながらよく描けていて、収束の仕方もリアリティがありいい余韻。
入魂の傑作。素晴らしいの一言に尽きる。
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