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20) 「絶望ノート」歌野昌午
(幻冬舎文庫)
男子中学生が日々のいじめの苦しみを綴った「絶望ノート」。やがて怨みや呪いの念は周りに不幸となり降りかかる…
陰鬱まっしぐら。救いようのない世界が延々と続く。
いじめの内容は非道、それでも加害者はいじりの延長?でも被害者の心は尊厳を破壊されるもの。
現実社会で行われているいじめの方がもっと過激と思うと嫌になる。
これでせめて後味がスッキリならいいけど、衝撃を受けながらも思い気持ちでラストを迎えた。
仕掛けにすっかり騙されたけど、読んでて辛かった。
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