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どんどんと思考の深淵へ落ちていく。
自分の中へ私が落ちていくような感じだ。
それに、同じような暗黒が未来に広がり、そこへ吸い込まれていく。
あそこにいた時は今日が、今日じゃない《今》が全てだった。
数秒前も数秒後も、何の杞憂があっただろう。
一瞬が全ての世界、しかし自分を知ってから狂い始めた。
未来と過去を知ってしまった、その上、私には時間が定められた。
時間は私を削り奪ってゆく。
限り有る命がもたらされた。
自分を知ったが故にこんなことに。
なぜ自分を持つことが罪なのだ。
あまりにも理不尽だ。不条理だ。
私の罪は一体なんなのだ。
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