教科の日常☆

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バンッ 物に八つ当たりをする社会。 「なら殺してみろよな」 「なんでこの俺様がお前の為に人生棒に降らなきゃならねぇんだよ!」 「あーまたやってんね」 「だよね」 「よくも飽きもせずにまぁ…」 「家庭科ー!俺と一つに!!」 「誰がするかぁぁぁぁ!!」 ガッチャーン 家庭科さんが国語さんを投げ飛ばしたよう。 「おいおい…死ね」 「お前が死ね」 「お前がな」 「お前がね」 「…上等じゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!! 表出やがれぇぇぇ!!」 「うるさい、相変わらず」 バンッ 数学が机を叩きました。 「黙れお前ら! 今はなんの時間だ社会」 「あーしらね☆」キラッ 「あぁもう良い…英語!」 「教科会議」 「英語!お前は分かってて喧嘩しているのか!!」 「社会ウザイんだ」 「怒られてんじゃねーよ ダサ過ぎるぜー!!!」 「今ここで決着をつけようか」 「あぁいいぜ! 相手に不足無し、か」 「さぁ掛かってきな強暴野郎」 「上等抜かしてんじゃねぇぇぇぇ!!!!」 ガッシャーンッ 「窓ガラス弁償だね 計4枚」 「全請求は奴らだな!」 「まぁよー飽きんと」 「喧嘩は止めてくださぁい!」 パリンッ。ガシャンッ。 バキッ。ドッカーン。 「うるさいから帰る」 「待て理科!」 ガッシャーンッ。ドゴッ。ドカッ。 「被害総額いくらだろ」 「冷静に考えるなよ音楽…」 「仕方ない、ね」 「良い加減にしろーッ!!」 二人の喧嘩に数学さんの堪忍袋の緒が切れておとなしくなったのはそれから数分の事だった。 被害報告。 破損=窓ガラス15枚。 机2台、壁・床半分使用不可。 照明4台。 「酷い…酷すぎる…」 「あの二人だけってのが怖いんだよね」 「有り得ないですよ…」 「しかも素手で」 「仕方ねぇな家庭科、結婚しよう」 「するかカス」 「被害総額…考えただけで恐ろしい…………」
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