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その後は、無限に関節技、絞め技地獄が続いた。
正直、もう動けません。
そんな俺に対して姉はなんとも涼しい顔で俺を見つめていた、いや見下していた。
しかし、そこで俺は気づいてしまった。
多分、今から俺喰われる。
「一樹のその弱った顔いいわぁ~……はぁはぁ。」
要するに、俺の姉は弟の俺に欲情する変態さんなのだ。
「……キスするよ?」
疑問形であるが命令系。拒否したらヤられるね。
大人ならわかるだろー?
「ヘイ、ストップストップ。キス以上は無しだぞ?」
これが俺からの最低条件、キスだけでもヤバいのにそれ以上したら死ねるね、社会的に。
「おい、目がやばいよー?ちょっと止まろうか。いや、待てよストップだって………んぅぅ!!」
わが家の姉は倫理感とかお構いなしのすごい奴です。
要注意人物第一号、龍崎裕美。
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