北海道のユキちゃん

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コロロクマに頭をなでられて熊さん甘えてるね。 『こいつの事は任せろ、奥の森のトロロに預けて来る…』 「グオゥ❤」 「たのむさ!」 「キロロまたね!」 キロロを肩の上に乗せて熊さん山に帰ってくみたい、ユキちゃんとハナちゃんとコロロクマが見送ってるよ。 『!』 「コロロすごいさ、クマになったさ!」 「うん!」 コロロがオーラを解いて元のコロロに戻ったね。 『雪、花、行くぞ…』 「わかったさ!」 「うん!」 ユキちゃんとハナちゃんコロロと帰るみたい。 [ヒュオオオ…ン] [あっ、ママとパパ来た😃] 林道の坂をママのジムニーが上がって来た。 「ママのジムニーださ!」 「!」 『!』 ユキちゃんジムニー見て道の真ん中に駆け出たよ。 「ママ、ストップさ!」 [ズズズ、ギイ] 両手を広げて止めるユキちゃんの少し手前でジムニー止まったね。 「!!」 「雪、花ちゃん、早く車に乗って、熊が出たの!!」 パパがジムニーから下りてママが二人を呼んだよ。 「だいじょぶさ!」 「クマさんおヤマにかえったよ!」 『…』 ユキちゃんとハナちゃんニッコリ言ったけどコロロは黙ってるね。 「えっ?」 「んっ?」 運転席のママと下りてユキちゃんとハナちゃんが乗る準備をしてたパパも?顔で💧だね。 「ねっ!」 『…』 ユキちゃんとハナちゃんコロロにニッコリ言ったよ。 「えっ、まさか…?」 「奈々?」 ジムニーを下りてママがユキちゃん達に近寄ってくよ、パパは?顔でママを見送ってる。 「コロロなの、雪、そこにコロロが居るの?」 『…』 「いるさ!」 「うん!」 涙ぐんでコロロと見詰め合ってるママがユキちゃんに聞いたよ、ユキちゃんとハナちゃんがニッコリ答えたよ。 「居なくなったんでなくて、私が貴女のこと見えなくなってたんだね、ゴメンねコロロ…」 涙ぐんでママが謝ったね。 『奈々が悪い訳ではない、仕方のないことだ…』 コロロが答えたよ。 「ママはわるくないさ、しかたないのさ!」 ユキちゃんがママにコロロの言葉を教えてあげたね。 「そうコロロが言ってくれてるの?」 「ださ!」 「ナナさんがよんでくれてるのずっときこえてたって!」 ユキちゃんとハナちゃんの側にしゃがんでママが聞いたよ、ユキちゃんとハナちゃんがニッコリ答えたね。 「そう!」 ママがニッコリ笑った。 「ふ~ん?」 『…』 メガネを調えながらコロロにパパが近寄って来たよ、コロロ💧だね。
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