ユキちゃんと子豚

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[お~い、ユキちゃ~ん😃] 「なにさ!」 春先のユキちゃん家の周りはまだ雪がいっぱいだね、道道へ向かってユキちゃんが歩いてる林道もユキちゃんより高く積もった雪が残ってる。 [どこ行くさ😃] 「きょうはエミねえちゃんとこいったあと、タクにいのとこでコブタみせてもらうさ!」 ユキちゃんが歩いてく道道の歩道の脇にもユキちゃんより高く雪が残ってる。 [パンプキン😃] 「ださ!」 お隣のパン屋さんにユキちゃん入ってくよ。 [今日も羊蹄山がキレイだね😃] 「いつもさ!」 いつもの席でユキちゃんおやつを食べてるね、窓から大きく見えてる羊蹄山が白くてとってもキレイ。 「むひ!」 [美味しそう😌] ホットミルクの入ったマグカップを片手に棒パンを頬張ってユキちゃんニッコリだね。 「エミねえちゃんまたさ!」 出入り口でユキちゃんがエミねえちゃんにバイバイしたよ。 「またねユキちゃん!」 笑姉ちゃんがニッコリ見送ってくれたね。 [次は拓兄のとこかい😃] 「ださ!」 パンプキンを出たユキちゃんがお家と反対方向に歩いてくよ。 [茂兄の家だ😃] 「おう、雪!」 「シゲにい!」 パンプキンから道道の歩道を200mほど行ったとこにある茂兄の家だね、新築の家と大きな倉庫のある農家だよ、玄関前で軽トラに乗り込もうとしていた茂兄にユキちゃんが駆け寄ったね。 「今から咲の見舞いに行くんだ、雪も行くか?」 茂兄がニッコリ言ったよ。 「サキねえちゃんの?」 ユキちゃん行きたそう。 「赤ん坊もいるぞ!」 「アカチャン?」 茂兄がにひって笑って言ったからユキちゃん喜んだよ。 「あ…!」 「なした?」 ユキちゃん子豚の事思い出したみたい。 「ゴメンさシゲにい、ユキこれからタクにいのとこでコブタみせてもらうさ…」 少し残念そうにユキちゃん微笑んだね。 「なんだ、拓んとこ行くのか!」 「ださ!」 苦笑いの茂兄にユキちゃんニッコリ言ったよ。 「またさシゲにい!」 「おう、またな!」 軽トラの運転席で見送る茂兄にユキちゃんバイバイしたよ。 [拓兄の家だ😃] 「ださ!」 茂兄の家から道道の歩道を300mほど行った所にある拓兄の家だね、新築の家と大きな倉庫は親戚の茂兄の家と色違いで奥に銀色の大きな豚舎が5棟ある養豚農家だよ、ユキちゃんが玄関に入ってくね。 「あら、良く来たねユキちゃん!」 「きたさ!」 玄関で妊婦さんの理恵姉ちゃんがユキちゃんを迎えてくれたよ。
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