北海道のユキちゃん

ユキちゃんと子豚

「リエねえちゃん、タクにいがコブタみせてくれるっていったさ！」
ユキちゃん凄く楽しみみたい。
「そう、拓ちゃんに電話しとくからユキちゃん豚舎の前で待ってて！」
ニッコリ理恵姉ちゃんが言ったよ。
「わかったさ！」
ユキちゃんが理恵姉ちゃんにニッコリ答えたね。
［キレイな豚舎だね😃］
「ださ！」
銀色の新しい豚舎が並んで建ってるね、一番手前の事務所と休憩所が前面にある豚舎に向かってユキちゃん歩いてくよ。
「ふにゅ！」
［なしたのユキちゃん😵］
ユキちゃん💧だね。
「すこしくさいさ…」
［だね〓］
ユキちゃん変顔。
「雪、来たか！」
「！」
白い衛生帽とツナギ姿の拓兄が事務所の出入り口のガラス戸を開けてユキちゃんに声をかけたよ。
「タクにいきたさ！」
ユキちゃんがニッコリいったから。
「おう！」
拓兄もニッコリだね。
「雪まず入れ、風邪ひいてないべ？」
「げんきさ！」
［ユキちゃんはいつも元気だね[★]］
拓兄に呼ばれてユキちゃん事務所に入ってくよ。
「むひ！」
ユキちゃん白い衛生帽に子供用のツナギを着て得意気だね。
「よし！」
そんなユキちゃんを見て拓兄もニッコリだよ。
「まずは手洗いだ！」
「ふむ！」
拓兄とユキちゃんが並んでステンレスの流しで手洗いしてる。
「次は体の除菌だ！」
「ひゃあ！」
除菌室で拓兄とユキちゃんが目をつむって天井の紫外線と壁から吹き出す風にあたって除菌してるよ。
「したらマスクをして長靴をこの水槽で洗うんだ！」
「ふむ！」
マスクをした拓兄が除菌液の入ったステンレスの水槽に長靴を履いて入って見せたよ、ユキちゃんはそれを後ろで見てるね。
「子豚は病気に弱いからな、こうしてバイ菌をやっつけてからでないと会えないんだ！」
「たいへんさ…！」
［本当に大変だね😓］
ドアを開けて拓兄とユキちゃんが廊下に出てきたよ。
「人間の赤ん坊といっしょだ！」
「アカチャンもかい？」
拓兄の話しにユキちゃん少し驚いたみたい。
「ああ、汚れた手とかで触ったらダメだ！」
拓兄が諭す様にいったから。
「ふむ！」
ユキちゃん分かったみたい。
「よし、子豚に会うか！」
「あうっ！」
分娩室のドアの前で拓兄がニッコリ言ったからユキちゃん元気良く手を挙げたね。
「むひ！」
［楽しみだね😌］
ユキちゃんにひって笑ったよ。
「ブヒ、ブヒ、ブヒ、ピー」
［わ～、いっぱいいるね😃］
大きな母豚のお乳に子豚がいっぱい群がってる。
「コブタ～！」