北海道のユキちゃん

ユキちゃんと子豚

事務所の出入り口で見送る拓兄とおじちゃんにバイバイして普段着のユキちゃんが茂兄とおばちゃんと一緒に帰ってくよ。
「おばちゃんまたさ！」
「ユキちゃん気を付けてお帰り、茂ちゃん明日も頼むね！」
「ああ、お疲れ！」拓兄の家の前でユキちゃんがおばちゃんにバイバイして茂兄と帰ってくね。
「あっ、ユキちゃん！」
居間の窓を開けて理恵ちゃんがユキちゃんを呼び止めたよ。
「リエねえちゃん、なしたさ？」
ユキちゃんが理恵姉ちゃんに駆け寄ったからおばちゃんと茂兄もよって来たね。
「はい、拓ちゃんがユキちゃん頑張ってくれたからって！」
半分に切った茶封筒を理恵姉ちゃんがニッコリユキちゃんに差し出したよ。
「にゅ？」
ユキちゃん受け取って？だね。
「わあ、ゴヒャクエンさ！」
封筒の中に入ってた５００円玉を見てユキちゃん大喜び。
「はっは、やったな雪！」
「良かったしょユキちゃん！」
「ふひ！」
微笑む茂兄とおばちゃんにユキちゃん得意気だね。
「リエねえちゃんありがとさ！」
ユキちゃんニッコリお礼を言ったよ。
「なんもだよ！」
理恵姉ちゃんもニッコリだね。
「ふひ！」
［良かったねユキちゃん😃］
５００円玉を見てユキちゃん嬉しそう。
「ユキちゃん明日も来るんでない！」
「拓ちゃんは構わないって、ユキちゃんもっと払っても良いくらい働いてくれたみたい！」
ニッコリ手を降っておばちゃんと理恵姉ちゃんが見送ってるね。
「ふひ！」
ユキちゃんがバイバイして茂兄と一緒に帰ってくよ。
「雪、送ってかなくて大丈夫か？」
「だいじょぶさ、シゲにいまたさ！」
茂兄の家の前で茂兄がユキちゃんに尋ねたからユキちゃんニッコリ答えたね。
「そうか、気を付けてな！」
茂兄がニッコリ言ったから。
「わかったさ！」
ユキちゃんもニッコリ答えたよ。
「ふひ！」
見送る茂兄にバイバイしてユキちゃん帰ってくね。
「ブヒブヒコブタ、ブヒブヒコブタ、ブヒブヒなくさ、ブヒっとなくさ♪」
歌いながらユキちゃんが元気良く歩道を帰ってくよ。
［なしたのユキちゃん😃］
パンプキンの前でユキちゃん立ち止まってるね。
「ふにゅ！」
ユキちゃん手に持ってる茶封筒を見たよ。
「にゅ！」
ユキちゃんまたパンプキンを見たね。
「ん？」
店内のレジにいた笑姉ちゃんが何かに気付いたよ。
「ユキちゃん？」
お店の外でユキちゃんが大きく両手を振ってるね。
「なしたのユキちゃん？」
「エミねえちゃんごめんさ！」