ユキちゃんと子豚

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「うっ…」 拓兄困り顔で💧だね。 「…」 トボトボと手を繋いでユキちゃんとハナちゃんが帰ってくよ、拓兄と理恵姉ちゃんが見送ってる。 「少し早かったか…」 「うん…」 見送る拓兄と理恵姉ちゃん💧だね。 [ママの勤めてるアウトドアクラブだ😃] 道道沿いにあるログハウス風の大きな建物が受け付け、カフェ、ホテルでその前は大きな駐車場になってるよ、駐車場の片隅でママがジムニーに乗り込んでるね。 [ピリリリ、ピリリリ!] 「んっ?」 ママがジムニーの運転席に座ったら携帯が鳴ったから胸ポケットから携帯を出して開いたよ。 「拓、なした?」 ママが電話相手の拓兄に尋ねたね。 「奈々姉ちゃん今大丈夫かい?」 [うん、今帰ろうと車乗ったとこさ、なんもだよ!] 事務所の前で拓兄が電話相手のママに尋ねたら電話の向こうでママが答えたよ。 「明後日雪と花が世話した豚を仁木町に移す事になったんだ…」 拓兄が切な気に言ったね。 「そう…」 ママも切な気に答えたよ。 [さっき二人にもその事言ったのさ、かなり凹んで帰ったから慰めてやってくれるかい… ] 「わかったわ拓、ありがとうね!」 電話の向こうで拓兄が切な気に言ったけどママはニッコリ答えたね。 「ごめんな姉ちゃん、二人にはまだ早かったみたいだ…」 拓兄も凹んでるね。 「なんもよ拓、良い勉強になってるわ、うん、じゃあ、またね!」 ママがニッコリ言って携帯を閉じたよ。 [ヒュオオオ…ン!] 駐車場から道道へママのジムニーが出て行ったね。 [ママ帰って来たよ😃] [ヒュオオオ…ン、ギィッ!] ママのジムニーがユキちゃん家の玄関前で止まったよ。 「…」 お風呂上がってパジャマに着替えたユキちゃんとハナちゃんが居間の二人掛けソファーでお尻を向けて丸くなってる。 「ただいま~!」 「お帰り~!」 「おかえり~!」 ママが玄関の内戸を開けて帰って来たよ、パパはキッチンのテーブルで、清兄は一人掛けのソファーからママにお帰り言ったね。 「雪と花ちゃんは?」 バックをテーブルの椅子に掛けてママがパパに尋ねたよ。 「大分凹んでる!」 パパ苦笑いで答えたよ。 「理由聞いた?」 上着を脱ぎながらママが尋ねたね。 「うん…」 「そう…」 パパとママが切な気に居間のソファーを見たよ。 「…」 ユキちゃんとハナちゃんソファーでお尻を向けて丸くなってるね。 [晩御飯良いね、今日はハナちゃんも一緒だね😃]
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