北海道のユキちゃん

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『雪、そろそろポケモン始まるぞ、またな!』 「うん、テッちゃんまたさ!」 ユキちゃんの前からテッちゃんモワンと消えちゃった。 [次の日さ😃] パンプキンだね、ユキちゃんとハナちゃんおやつかな。 [おやつ良いね😁] 「ふひっ!」 「ふふっ!」 やっぱりおやつだ、ユキちゃんもハナちゃんも美味しそうにパン食べてる。 「エミねえちゃんごちそうさまさ!」 「エミねえちゃんごちそうさま!」 ユキちゃんとハナちゃん笑姉ちゃんにごちそうさまして帰るみたいだね。 「あっ、ユキちゃんハナちゃんちょっと待って!」 ユキちゃん達のトレーを受け取った笑姉ちゃんがカウンターの中から二人を呼び止めたよ。 「はい、これ康兄からおみやげさ!」 「ありがとさ!」 「ありがとう!」 お店の出入り口で小さな紙袋を笑姉ちゃんからもらってユキちゃんとハナちゃんニッコリだね。 [あれ、お店の裏だね😃] ユキちゃんとハナちゃんパンプキンの裏に回ったね。 [パン工房だ😃] 「んっ!」 白い帽子に調理服を着た康兄がパン工房のお片付けしてる、裏の窓からユキちゃんとハナちゃんが覗いてるのに気付いたよ。 「おう、雪之助にお花なした?」 「コウにい!」 「コウにいちゃん!」 裏口を開けて康兄がユキちゃんとハナちゃんの前に出て来たね。 「おみやげありがとさ!」 「おみやげありがとう!」 ユキちゃんとハナちゃんニッコリだね。 「なんもだ、いつも来てくれるからオマケだ!」 康兄もにっと笑ったね。 「コウにいまたさ!」 「コウにいちゃんまたね!」 「おう、またな!」 ユキちゃんとハナちゃんバイバイして帰ってくのを康兄見送ってる。 [ユキちゃ~ん、また裏山かい😃] [ださ!] 道道の歩道からユキちゃん家の横を通る林道にユキちゃんとハナちゃんが手をつないで入ってくね。 「またコロロにあえるかな!」 「あえるさ!」 [会えたら良いね😁] ユキちゃん家の裏山の森って緑がいっぱいだね。 [わ~、緑のトンネルみたい😃] 木漏れ日の差し込む林道の脇に埋まってる大きな石をベンチ代わりにユキちゃんとハナちゃんが一休みしてるね。 「おみやげなんだろ、とってもいいにおいするよ!」 ハナちゃんが紙袋を開けてみるみたい。 「おチャあるさ!」 ユキちゃんはバックからお茶の入った小さなペットボトルを出したよ。 「わあ、ユキちゃんパンミミラスクだよ !」 「それなまらうまいさ!」
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