北海道のユキちゃん

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パンミミラスクをつまんでユキちゃんに見せてハナちゃんニッコリだね。 「おいしいね!」 「ださ!」 [パンミミラスク美味しそう😌] ユキちゃんとハナちゃん美味しそうに食べてる。 『雪、花、今日も来たか…』 フキの薮の中からコロロがすぅーって現れたよ。 「コロロ!」 「きたさ!」 近寄って来るコロロにユキちゃんとハナちゃんがニッコリ言ったよ。 「コロロパンミミラスクたべるかい!」 『私は物を食べない…』 [ユキちゃん天然だね💧] パンミミラスクを差し出すユキちゃんにコロロとハナちゃん💧だね。 『雪、花、今日は森が騒がしい、直ぐに家に帰れ…』 「えっ?」 「なしたさ?」 コロロがハナちゃんとユキちゃんにお家に帰るように言ったよ。 『若い熊がこの森に迷い込んで近くまで来ている…』 「クマ!?」 「クマってコグマかい?」 コロロに熊さんて聞いてハナちゃん驚いてるけどユキちゃん喜んでる。 『いや、大人の熊だ、熊が人を襲えば熊は鉄砲で殺されてしまう、襲われた人も死ぬ…』 コロロが真剣に言ったよ。 『だから、今日は家へ帰れ…』 「ユキちゃん帰ろう…」 「わかったさ!」 コロロに言われてハナちゃん怖くなったみたい、ユキちゃんも帰るみたいだね。 「コロロまたね!」 「コロロまたさ!」 『ああ、熊が山奥へ帰ったら知らせる…』 ユキちゃんとハナちゃんバイバイして帰ってくみたい、コロロが見送ってるよ。 『…』 すぅーってコロロが消えちゃった。 「フッ、フッ!」 [熊いたよ😵] やっぱり大人の熊さんいたね。 「フッ、フッ!」 『!』 [キロロでた😵] 林道を歩いてた熊さんの前にキロロがつむじ風みたいに現れたよ。 『ここから先は人間の縄張りだ、山へ帰れ…』 キロロが熊さんに通せんぼしたね。 「ボクヒトリ、カエルトコナイ、キミダレ…」 『俺はキロロ、案内してやる山へ帰れ…』 熊さんキロロのこと怖がってる。 「ヤダ、コワイ!!」 『おい…』 [逃げた😵] 熊さん怖がって林道脇の笹薮に逃げちゃった。 [ヒュオオオ…ン] ママの運転するジムニーが慌ててユキちゃん家に帰って来たよ。 [ビッビー!!] ママがクラクションでパパを呼んでる。 「奈々、なしたの?」 二階の書斎の窓からパパが顔だしたね。 「信ちゃん雪と花ちゃんは!?」 ジムニーの窓から顔出してママが言ったよ、なんか慌ててるみたい。 「裏の森だけど!」 パパは?だね。
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