手紙

3/6
前へ
/6ページ
次へ
母は自分の趣味もさることながら、人から譲り受けた愛すべき銀塩カメラに囲まれた店内で、いつも幸せそうに接客をしていました。 デジタル化されたカメラに、少し置いてきぼりを食わされているフィルムカメラを、いつも愛おしむように触れては『また撮りにいこうね』と呟く母の姿を思い出します。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加