3人が本棚に入れています
本棚に追加
朝日が小さな窓から零れ始める頃
僕は目を覚ました
朝4:00
時計はそう指していた
夏のじめじめした感じはなく、小鳥のさえずりが聴こえる
?「あと半日……」
そう呟くとドアから声が聞こえた
監視員「囚人No.382番時間だ」
監視員が鍵を開け扉を開く
僕「……執行は12:00じゃないんですか?」
監視員「少し早まった……すまんな少年」
監視員さんは帽子を深く被り下を向いた
僕「いえ……そんな表情されたら死ににくいじゃないですか」
監視員「すまない……それじゃあいくぞ」
手には手錠、腰には縄がつけられさらに目隠し
この状態で護送される
監視員がトランシーバーを通じて他の人と話している……気がする
そして不意にカクンと腰に力が入る
僕は反射的に足をだして歩き始めた
最初のコメントを投稿しよう!