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…1時間半後…
俺達は井上さんの足が痛くなった事を理由にジャングルの深くで休憩していた
俺が無人島に来て三週間になるが
ここまで来るのは初めてだ
道も目的地も無いので島の真ん中にある岩山に向かって歩を進めた
俺「大丈夫か?疲れてねーか?」
美咲「うん大丈夫、それにしても意外と大きい島だね」
俺「ああ、獣とか居てもおかしくないな」
ガサガサ
なかなかのタイミングで獣を感じさせる音が……(汗)
美咲「きゃっ!」
草の陰から大きめの猪みたいな生物が飛び出した
猪だけど山羊みたいな角がはえている
井上さんは俺の腕にしがみついた
美咲「佐藤君どうしよう…」
俺「………」
美咲「佐藤君?大丈夫?」
大丈夫だけど
井上さん…
胸当たってます
まぁそんな事は当たり前に言えるはずも無い
俺は井上さんに後ろに下がるよう合図した
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