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昔々、あるところに
一人の奴隷の女の子がいました。
その女の子の名前は
シグレと言います。
シグレは一人の男に
恋をしてしました。
その男の子は
国の王子様なのです。
シグレは王子様の
側近に出された
想いを告げないと言う
条件を呑み
時々会うことを許されました。
何度か王子様に会う度に
シグレは奴隷である事を
忘れかけていました。
ですが、王子様の
婚約者にバレたことで
シグレは真っ暗な地下へと
また戻されてしまったのです。
暗闇の中でシグレは
小さく笑みを漏らし
口を開きます。
―全てが終わる日が来た
.
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