-劇の始まりを-

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私には、大好きな恋人がいます。 ですが決して叶う事の無い 報われぬ恋なのです。 それなのに恋人なのは 私が彼の条件を呑んだからで 簡単に言えば偽りの恋人同士。 それでも私は 誰よりも近く、 彼の側に居たかったのです。 「時雨、おはよー!」 「おはよう。 今日も元気ですね、樹」 私に元気良く挨拶してきたのは 私の親友である合川 樹 「当たり前だろ! 今日の授業は 殆どが自習なんだから 時雨も嬉しそうじゃんっ 何かあった?」 .
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