-序幕と言い-

3/4
前へ
/35ページ
次へ
はぁ。 楽しみにしてたんですが… 溜め息を一つ漏らし 暗い顔のまま駅に向かう。 学校から五分もせずに 駅についた私は 本屋に寄ってから 帰ろうと思い、 駅の近くの本屋に入った。 ────── ──────…。 「ありがとうございました。」 長い事悩んで買った参考書を 店員から受け取り本屋を出る。 暗くなってきましたね… と空を見上げながら 考えていると 聞き覚えのある声が聞こえた。 そちらの方へ目を向けると そこには自分の親友の姿。 「あれは…、 樹じゃないですか。 たつ―――っ………え?」 ・
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

517人が本棚に入れています
本棚に追加