第一音

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光にも慣れて目を開けてみると、そこには緑豊かな庭園が広がっていた。屋上なのに中庭の様だ… 桜の木もあってなかなか幻想的だ。 風が強く吹くと花びらがヒラヒラと舞う その先に人がいた… しまった、先客がいたとは…。だが、せっかく来たのだ、少し時間を潰して適当に帰ろう しかし、屋上…広すぎるだろ!!?迷子にはならないけど、かなり広い。学校自体デカイのだから当たり前と言えばそうなるのだが… 来た道を戻っていくとまださっきの人がいた…そこで初めて興味を抱いた。 さっきの人…まだ居たんだ。誰なんだろ?まぁ、見すぎるのも失礼だからね。でも、あれって遊間崎さんだったような… 今は3時か。一眠りして帰ろっかな…。ふわぁ…桜の下辺りがいいかな。
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