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と二人は自分たちの席に戻った。
そして、授業が始まった。
ちなみに僕の窓際席から反対の廊下側の席に怜二、一番前に愛梨が座っている。
本当に僕は良い友達を持ったと思う。
この生活がいつまでも続くといいのになぁ。
すると、突然僕の瞳が反応した。
「えっ!何コレ。左瞳が疼く・・・くぅ、痛い」
瞳は光っており、瞳からはこれから昼食のため屋上に行くところに愛梨が階段を踏み外し、大怪我をしてしまうという光景が描写された。
まるで、これからそれが再現されるかのように警告を発した。
そして、瞳からの痛みは消え、元に戻ったようだ。
愛梨が階段を踏み外す?そんなことがあるのか。
僕がそう考え込んでいると怜二が
「先生―――――――――――――!!!!!!!!紅葉が具合悪そうです。至急保険室に運んでもよろしいーですか。」
僕の異変に気づいたのか怜二が提案してくれた。
どうやら、僕の顔は、結構やばいようだったみたい。
今まで授業していた先生や生徒たちも一気に僕をみた。
「そうなの新家君? あら、確かに顔色が優れないわね。うーんこの場合、保健委員に任せるんだけど。よし、風間君行って良し!」
それでいいのかよ先生と生徒たちは内心思っていた。
「よし、じゃあ紅葉肩に掴まれ、今すぐお前を保健室に連れてってやる。」
僕は怜二の肩を借りて教室を出ようとした。
けれど
「先生―――――!!風間君だけでは不安要素が大有りです。二人っきりのところで紅葉が怜二に襲われてしまいます。
だから、私もクラス委員長として彼らに同行することを許可してください。」
その直後、怜二はこけた。
その反動で僕もこけた。
一部の女子はキャーとか叫んでいたけど、うんスルーしよう。
「うーん、まぁクラス委員長が言うなら仕方ないか。じゃあ、任せたわ佐伯さん」
先生は、案外、適当だった。
愛梨は拳をグッとやり、怜二はガックリしていた。
そして、今僕は左右の親友たちに肩を借りて一緒に保健室に向かっていった。
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