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「あなた…なんで私の名前…」
「…」
「あれ?ねぇ、私達どこかで会ったりしなかった?」
「!」
彼女は、おぼろげながらも覚えていてくれたんだ、俺のことを…
「…」
「ねぇ」
「夢で…」
「え?」
「《夢》で…会ったよ」
あまりに嬉しく、溢れそうな涙を堪えてそう言った
「ゆ、夢??」
「おっと、遅刻するよ!ほら立って!」
「きゃっ!」
彼女の手を引く
「走るよ!!」
「ちょっ…!ねぇ!あなた誰!?」
「俺は…」
困惑する彼女の問いに
「小坂 修」
俺は笑顔でそう答えた
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