64人が本棚に入れています
本棚に追加
「可愛い女の子から「好きです!」って告白されたとこだったんだぜ!?せめてキスシーンまで寝かせてくれよ~、なぁ」
そんな風に目覚ましを天井に掲げながらさっきまで見ていた夢のことを喋っていると
「修」
背後から声
「うわ!!姉ちゃん!?」
3つ上の姉の遥(はるか)姉ちゃんが部屋のドアの隙間から顔を覗かせていた。あ、開いてたのか!
もし見られてたら俺めちゃくちゃイタいやつじゃん…見られてませんように…
「ね、姉ちゃん…見た?」
「見たって?」
「あぁ、見てないならいいよ(よかった~)」
「あんたが目覚まし時計相手にイタい妄想話を展開させてたのなら見たけど」
しまったあぁぁぁぁ!!
姉に最悪の場面を見られ絶望している俺から目を逸らし姉ちゃんはため息をつきながら携帯を出す
「…あの、どこにかけてるんですか?」
「病院」
「大丈夫です!!!」
最初のコメントを投稿しよう!