プロローグ

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「行ったのか?捺」 律達を送り出した捺に声がかかる。 「父さん… うん、律達はちゃんと行ったよ。それに、白叡達も居るし大丈夫だよ。」 父と言われた人は少し怪訝に言った 「だが、あの子が1人で行くのは…」 その言葉に捺は声を荒げる 「律はちゃんとやれる。 俺らが信じないでどうするんだよ。 大丈夫、律の男性恐怖症はちゃんと治る。」 だから、俺は送り出したんだ。と続ける。 「俺は律みたいなこと出来ないけど…律を信じることは出来る。律は信頼する人を見つける。俺が視たんだ、大丈夫。」 もう、寝よう父さん…。最後に言って、家へと戻る。 父・夏希は律が行く道をしばらく見ていた。
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