第1章

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「さて、と…」 荷物を持ち直して秋野高校の門をくぐろうとした時、怒鳴り声が聞こえてきた 「―…てめぇっふざけてんのかっ?!」 「ご、ごめんなさいっ」 「ごめんですんだらケーサツはいらねぇんだよっ」 怒鳴り声がした方を向くと男子生徒2人が生徒1人を苛めていた 「昨日ちゃんと金持ってこいって俺言ったよなぁ?!」 「も、もぅお金は…」 「あぁ?!聞こえねぇよ!!」 カツアゲをしているようだった 「はぁ…あのさぁ…」 「あぁ?!」 一応見てしまったから止めなきゃダメだろうな~… 「お前ら何してんの?」 「なんだ?てめぇは。関係ねぇ奴は引っ込んでろっ!」 「関係ねぇけど見ちまったもんは仕方ねぇし…」 「じゃあ見なかったフリしてればいいだろ!」 「んなこと言ったってなぁ…」 おれは困ったように頭をがしがしとかいた 「つかマジお前何?」 2人の内子分みたいな方がおれの首根っこを掴んできた 、
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