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そうして、俺は『目を覚ました』。
寝転んだまま、アレ?、と首を傾げる。
俺は死んだハズだ。
確かに、あのバス停で
だけど、眩しい。
朝日。
これは朝日だ。
先程傾げた首をぐるりと回して、周りを見る。
俺の部屋だ。
見慣れた、その景色。
だけど--
ぞわぞわと。
違和感がムカデみたいにはい上がってくる。
おかしい、
おかしいぞ。
あんなに確かに、腹を貫かれた感覚があった。
アレが、夢だとでも言うのか?
納得出来ない。
何故なら、まるでそれが夢ではなかった事を証明するかのように、
その感覚は、まだ残っていたからだ。
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