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そんな話をしていると、車は高速に乗った。
「どこに行くんだ?」
「ここは都会ですからね。
まあ、少し田舎のところに行くだけですよ。」
そう言って、運転を続ける男。
「あのさ・・・・・・質問していいか?」
俺は、また勝手に質問すると、怒られる気がしたので、しっかり確認をすることにした。
「はい、いいですよ。」
「んじゃあ・・・あんた、名前は?」
「私どもは名前を明かすことを禁じられております。
ですが、何か呼び名がないと、いささか面倒なので・・・・・・
遠藤。
遠藤と呼んでください。」
「わかった。」
遠藤か・・・・・・なんか意味あんのかな?
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