水晶に映る合わせ鏡

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疑問なんてなかった 目指す何かがあるでもない   ただ、人の中で生き 他人色を映し込めばばいい そう…それはまるで合わせ鏡   そんな自分が器用だと それが「自分」という人間だと   でも新世界は「俺の鏡」を拒む お前の鏡は相応しくない、と   辿り着いたのは確かな「個」 映し込むでなく 自ら求めて創り出す光   その剣が閃く時 瞳の水晶に迷える答えの その先が掴めるだろう
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