大事な人

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「コホッコホッ・・・でも・・・。」 まだ競技の最中じゃないのかと思って言うと、先生が大丈夫と言った。 「もう午前の部は終わってるよ。呼ぼうか。」 そういうと、先生はどこかへ電話をかけた。そして、すぐに来るよと言った。 少しして、息を切らした玲依が入ってきた。 「空!!大丈夫なの?!」 心配そうに僕の寝ているベッドに駆け寄ってきた。 「熱が高いんだよ。さっき測ったら、39.5°だった。」 先生の言葉に玲依はバカっと言って来た。 「だから今日は学校に行かないほうが良いっていったのに!!」
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