263人が本棚に入れています
本棚に追加
「おい、病院に行ったほうが良いんじゃないか?」
先生が玲依にそういった。
「体温計を借りても良いですか?」
玲依は先生から体温計を借りて、僕の脇に挟んだ。
「空、本当に大丈夫?熱が上がってたら病院行こうね?」
玲依の問いに僕は頷いた。とにかく呼吸が苦しい。
ピピピ
「39.8°。もう40°近いね。病院行こう。巧兄呼ぶから。」
玲依はそういうと、電話をかけるために保健室を出ていった。
「ゴホッゴホッ・・・ヒューヒュー・・・せん・・・せ。」
最初のコメントを投稿しよう!