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「ん?どうした?空。」
先生を呼ぶと、こっちに来た。
「ゴホッゴホッ・・・吸入・・・器・・・ゼーゼー・・・。」
咳がどんどん出てきて、吸入器を取ってもらいたかった。
「発作か?」
先生は吸入してくれた。なんとか咳が落ち着いて、少しマシになった。
それから20分ぐらいして、お兄ちゃんが来てくれた。
「空、大丈夫か?」
お兄ちゃんは僕を抱き上げて、聞いてきた。そのまま車に乗って病院に向かった。
玲依が隣に座って、汗を拭いてくれた。
「巧兄、すごい熱だよ。真っ赤になって汗も・・・。息が苦しそうだし。」
僕は玲依のほうにもたれかかっていた。
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