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「なら良いけど。巧、今日はどうする?」
皐月に聞かれた。
俺は時々、病院に泊まる。今日もそのつもりだ。
「今日も泊まるよ。少しきつそうだしね。」
そういうと、勇樹たちは分かったと言って帰って行った。
面会時間ギリギリだったのだ。
看護師さんに言って、隣のベッドを用意してもらって眠った。
空はまだ熱が下がらず、苦しそうだった。
「コホッコホッ・・・ゴホッゴホッ・・・。」
夜中に目が覚めて、隣の空を見ると咳き込んでいた。
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